ip rip authentication mode

PPPoEインタフェースにRIP2を送信する場合に、key chain設定で定義したkeyフレーズをそのまま(Simple Text)で送信するか/md5でハッシュ計算した後のデータ(Unrecognaized Authentication Type)で送信するかを設定します。
そのまま送信する場合は"text"、ハッシュ計算した後のデータ(MD5形式)で送信する場合は"md5"を指定します。
この設定が異なるルータとは、RIP2での経路交換を行なうことができません。

refreshコマンド後に有効になるコマンドです。


設定例1 RIP2の認証データをMD5形式とする

Router(config)#interface pppoe 1
Router(config-if pppoe 1)#ip rip authentication mode md5


コマンド書式

ip rip authentication mode { text | md5 }


パラメータ

パラメータ 設定内容 設定範囲 省略時の値
text | md5 RIP2で、パスワードを送る方式を選択します。
text Simple Text
md5 MD5
省略不可


この設定を行わない場合

Simple Textで送信します。


RIP2とは?

RIP version 2は、距離ベクタアルゴリズムをもつ、経路制御プロトコルです。
RIP version 1とは、以下の点が異なります。
 ・送信する際の宛先アドレスがマルチキャスト(224.0.0.9)
 ・サブネットマスク情報を通知することができる
 ・NextHopを通知することができる
 ・認証データを通知することができ、認証データが異なるルータからの経路情報は有効としない。


設定モード

PPPoEインタフェース設定モード

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